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《みことば》 「人々に勇気を」
《聖  書》 ルカによる福音書 2:1-14

 ルカによる福音書の伝えるイエスの誕生物語によると、イエスは生まれた時、飼い場桶に寝かされていました。又、イエスの誕生を最初に知ったのは、夜通し働いていた羊飼いでした。
 福音書記者は王としてのイエスの姿ではなく、貧しい人々の中で、人々の友として行動されたイエスの姿を描いています。
 1章の記事を見ますと、子供がなくてはずかしい生活を送っていたエリサベトには、ヨハネという名の子供を産む事が告げられています。当時、子供を産めない女性はいやしい者とみなされていました。
 そして、ナザレというガリラヤの町に住んでいたマリアにはイエスを産む事が告げられます。神が貧しい人々や、苦しんでいる人々に目を留められ、この人々に勇気を与える事が、マリアの賛歌にはっきりと歌われています。
   『身分の低い、この主のはしためにも目を留めてくださったからです。今から後、いつの世の人もわたしを幸いな者と言うでしょう、力ある方が、わたしに偉大なことをなさいましたから。その御名は尊く、その憐れみは代々に限りなく、主を恐れる者に及びます。主はその腕で力を振るい、思い上がる者をその座から引き降ろし、身分の低い者を高く上げ、飢えた人を良い物で満たし、富める者を空腹のまま追い返されます。』(1:48-53)
 このように、イエスの誕生は、貧しい人々や、苦しんでいる人々をふるいたたせ、人々に勇気を与えるのです。逆に、権力のある者や、富める者には、災いをもたらすのです。
 クリスマスにあたって、私たちがただ自分の事だけを考えるのではなく、イエスと同じように、どれだけ多くの人たちを勇気づけられるかを考える必要があります。

主の降誕の祭日夜半B年(瀧野正三郎)

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