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《みことば》 「クリスマス」
《聖  書》 ルカによる福音書 2・1ー14

 クリスマスはキリストのミサという意味で、イエス・キリストの誕生をお祝いしてミサを献げるのです。この「イエス・キリスト」を姓名と思っている人が多いと思います。でも、「名前」にあたるのは「イエス」だけで、「キリスト」は「救い主」を表わす称号です。ヘブライ語で「メシア」、ギリシャ語で「クリストス」と発音され、もとの意味は「油を注がれた者」という意味です。
 「名前」にあたる「イエス」は、ヘブライ語で「ヨシュア」と発音され、当時のユダヤ人の間では珍しい名前ではありませんでした。同じイエスを区別するために、出身の村の名前をつけて「ナザレのイエス」と呼ばれていました。
 「イエス・キリスト」という言い方は、イエスが復活された後、イエスこそ本当の救い主だと信じるようになった弟子たちによって使われるようになりました。ですから、「イエス・キリスト」という時、私はイエスをキリストと信じますと宣言していることになるのです。
 イエスの誕生の年月日ははっきり記されていません。今のように生まれたら役所に届ける習慣がなかったからです。12月25日にイエスの誕生が祝われるようになったのは4世紀になってからです。キリスト教は339年にローマ帝国の国教となりました。ローマ帝国の宗教はもともと太陽神でした。12月25日は冬至から日が長くなるので、「光が生まれる日」として太陽神の誕生日だったのです。イエス・キリストこそ不滅の太陽であるとして、太陽神の誕生日をイエス・キリストの誕生日に置き換えのです。
 西暦はイエス・キリストの誕生日から数えて作られました。ADはラテン語の「主の年」、BCは英語の「キリスト以前」を意味しています。ところが、西暦を作った人が思い違いをしたため、イエスはBC4〜7年くらいに生まれたと考えられています。

主の降誕の祭日夜半A年(瀧野正三郎)

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