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《みことば》 「生きているものの神」
《聖  書》 ルカによる福音書 20:27,34-38

 出エジプト記3章に、モ−セが神の山ホレブで神と出会った場面が伝えられています。ここで神はモーセに自己紹介しています。「わたしはあなたの父の神である。アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である」。モーセはイスラエルの民をエジプトから連れ出すために遣わされますが、どうしても不安を感じます。その時神は言われます。「わたしは必ずあなたと共にいる」。モーセはさらに神の名を問いますが、神は「わたしはある。わたしはあるという者だ」と答えます。
 ここから明らかな事は、神がどんな所でも、どんな時にも私たちと共にいて下さるという事です。神の働きは制限されないのです。いつの時代に生きる人間にとっても、神はなくてはならない方なのです。
 聖書を読んでみると、神について説明していない事に気がつきます。神の姿は歴史の中の出来事を通して私たちに示されています。
 私たちは死んだ後で永遠のいのちにあずかるのではありません。すでに永遠のいのちを受けているのです。死んだ後の事について心配する事よりも、今どう生きるかを真剣に考えなければなりません。永遠のいのちにあずかるものとして、ふさわしい行動が要求されます。
 神の働きは歴史の中に生きる私たちによって表されます。神が死んだ者の神ではなく、生きている者の神である事をあかす役割が私たちに与えられているのです。

年間第32主日C年(瀧野正三郎)

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