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《みことば》 「見る」
《聖  書》 マタイによる福音書 25:1-13

現状を見る

 今日のたとえでは、正しい判断を下すことの大切さが求められています。物事を正しく判断するためには、まず、現状をよく見なくてはなりません。こうだろうと勝手に思い込んでしまって、まちがった判断を下すことはよくあることです。
 私たちの回りで何が起こっているか、又、回りの人々はどう思っているかを一つ一つ確かめていく必要があります。私が今考えていることは、私一人だけの考えなのか、他にも同じように考えている人がいるのか、よく現状を見なくてはなりません。
 又、今の現状の中で、私たちはどのような影響を受けているのか、又、私たちはどんな人間になっているかなど見る必要があります。

判断にもとづいた行動

 私たちは現状をよく見たうえで、判断を下す必要があります。判断を下す時、今の現状が何故あるのか、その原因も見なければなりません。
 原因の中には、社会の制度やしくみの問題がありますが、同時に、私たち自身にも問題があります。私たちが現状に対して、しかたがないとあきらめてしまったり、今の現状がおかしいことすら気づかなくなってしまったりしています。
 私たち自身が、現状のおかしい点はおかしいと思って、それを変えていこうとしないかぎり、解決は見つかりません。誰かが現状を変えてくれるだろうと思っていてはいけません。
 自分の判断にもとづいた行動をとる時も、小さいことでいいから、できることを考えていく必要があります。初めからおおげさに考えてしまうと、とてもできないと失望したり、失敗したりしてしまいます。いつ、誰と一緒に、何をすべきかをお互いに探していくことが大切です。

年間第32主日A年(瀧野正三郎)

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